相撲の仕組みを知ろう!

10.年 寄

相撲で言う年寄は、一般で言うところの「おじいちゃん」的な意味ではありません。力士が現役を引退した後、現役時代に決められた条件以上の成績を残していれば、「年寄名跡」という年寄を襲名する権利を得ます。

11.力士の一日

力士の一日は朝稽古と2回の食事が基本。昔はどの部屋も力士が多かったのでまだ日も登らない早朝3時から稽古が始まっていたりもしたそうですが、今は早くて5時~6時。それでも普通に考えたら早いですよね。

12.稽 古

力士の稽古は午前中メインです。稽古場に入るのは番付が下の順からというのが決まりですが、稽古の始め方は皆同様です。まずは各自股割りやストレッチで体をほぐし、その後「四股」「てっぽう」「すり足」で足腰を鍛えます。

13.相撲部屋の稽古場

相撲部屋は普通の外観とは裏腹に、中には必ず稽古場があり、稽古場には必ず「神棚」「土俵」「てっぽう柱」があり、力士を指導する親方が座る座敷があります。この稽古場で力士たちは日々厳しい稽古を積み

14.親方の仕事

「親方」というのは年寄名跡を襲名した引退力士のことで、要は相撲協会の職員です。親方は相撲協会の運営を分担して行うほか、部屋で力士を育てなければなりません。相撲部屋を持つ親方は特に「師匠」と呼ばれ、相撲部屋の 経営者

15.ちゃんこ

ちゃんこの語源は、中国の「チャンクォ」という鍋の名前だとか、料理番をおやじという意味で「ちゃん」と呼び、親しみを込めて「こ」がついて「ちゃんこ」になったとか、父親=親方「ちゃん」と子供=弟子「こ」が一緒に

16.おかみさん

紅一点にして相撲部屋の最大の裏方、それが師匠の奥さんである「おかみさん」です。関取と結婚する前は派手な業界で仕事をしていて美人おかみなんてはやし立てられたりもしますが、部屋の仕事は相撲以外ほぼおかみさんが

17.行 司

行司と聞けば思い浮かぶのは軍配を上げて勝負の判定をする役目ですが、それ以外にもこなさなければならない役割はたくさんあります。神主のような装束や「行司」という文字からもわかるように行司は神事の司祭。

18.呼 出

たっつけ袴で土俵上に上がり、良く通る声で朗々と四股名を呼び上げるのが呼出です。呼び上げの他に太鼓打ちや拍子木打ちなどでも何気に目立っていますよね。髪型も自由ですし、いい声でイケメンだったりするとファンがつく