相撲の世界は、わかるようでわからない、知っているけど普通とは使い方が違う用語がたくさんあります。NHKの大相撲中継は実況のアナウンサーでさえも大相撲大好きなベテランさんばかりなので、飛び交う相撲用語に混乱する
相撲の取り方のことを「取り口」といいます。体格・入門するまでの経歴・所属する部屋などによっても取り口は色々ですが、大きくは「突き押し相撲」と「四つ相撲」の2つ。どちらのタイプかは相撲を見ればだいたいわかりますが
十両以上になると、取組前にその日の取組の東西に分かれ、化粧廻しをつけて「土俵入り」をします。これは観客へのお披露目の意味プラス神事として地の邪気を払い清める儀式でもあるのです。場所の奇数日には東から、偶数日 には西から
場所の土俵を締めくくるのが弓取式です。これはいわば結びの「勝者の舞」で、平安時代に勝った力士に褒美として与えられた弓矢と弦で当時の行司役が舞を舞ったのが由来だそう。現在のあの弓をブンブン振り回す型の原型は
本場所の最終日を「千秋楽」や「楽日」と言います。千秋楽には優勝決定戦・優勝力士の表彰・三役揃い踏みなど特別なイベントや儀式が多いので取組の進行も普段より早くなります。千秋楽の幕内取組前、午後1時頃から