相撲部屋情報 
木瀬部屋

木瀬部屋

部屋名
木瀬部屋
師匠
木村 瀬平 (きせ)
しこ名
前頭筆頭 肥後ノ海 (ひごのうみ)
所属力士数
24 名

住所

日本、東京都墨田区立川1−16−8

その他の情報

2002年11月場所限りで現役を引退して、以降は三保ヶ関部屋の部屋付き親方となっていた年寄・11代木村瀬平(元幕内・肥後ノ海)が、2003年12月1日付で7人の内弟子を連れて三保ヶ関部屋から分家独立して木瀬部屋を創設した。以降、多くの学生相撲経験者を弟子に迎え入れ、市原(清瀬海)や臥牙丸などの関取を輩出し、角界有数の大部屋へと成長した。

2017年11月場所の宿舎では一般的でない3面土俵を採用しており、11代木瀬は「自分が現役の頃は土俵の取り合いで、たくさん稽古するには朝5時頃から始めるしかなかったが、3面あればいくらでもできる。いまは7時から始められてしっかり睡眠時間も確保できる」と談話を残している。部屋の設備にはこだわりぬいており、11代木瀬は稽古場に冷暖房を設置している他、稽古場をビデオ撮影して稽古などを管理しており、さらに土や水にもこだわっており殺菌効果や化膿しにくい性質がある酸性水を稽古場に撒いている。

部屋の名前と師匠の通称が「木瀬」となっている理由は、「木村」が行司の家名であることから区別をするために「木村」と「瀬平」から1字ずつ取っていることによる。同様の例に「式秀」(式守秀五郎)がある。

2010年5月、2009年7月場所において暴力団幹部らが一般では入手できない維持員席で観戦していた問題で、日本相撲協会から整理券の確保に関与したとされる11代木瀬に対して役職を委員から平年寄へ2階級降格、部屋の所属力士27人は出羽海一門預かりとする処分が下された。これにより部屋は閉鎖されることが決定し、同年5月29日には受け入れ先が同じ出羽海一門に所属する北の湖部屋に決定。同年5月31日に一同預り願い届が提出され、正式に部屋は閉鎖された。

2012年3月場所中に行われた日本相撲協会理事会において閉鎖処分の解除が決定し、北の湖部屋の部屋付き親方となっていた11代木瀬と力士26人が再び移籍して同年4月1日付で木瀬部屋が再開された。この時、閉鎖期間中に北の湖部屋へ入門した常幸龍らも木瀬部屋へ移籍した。

2016年5月8日に師匠の交代に伴い貴乃花一門所属になった千賀ノ浦部屋から13代稲川(元小結・普天王)が移籍して部屋付き親方となった。

2020年1月場所で、部屋の力士として初めて德勝龍誠が幕内最高優勝を果たした。

 

ウィキペディア(Wikipedia)より

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