相撲観戦に行こう

相撲案内所

相撲案内所は「お茶屋」とも呼ばれ、相撲を見に来るお客さんに代わってチケットの手配をしたり、会場では案内や飲食等の世話など、行き届いたサービスをしてくれます。会場でたっつけ袴姿で大きな紙袋を下げて行き来する姿を見ればすぐお茶屋さんだとわかります。それぞれの案内所で経営に携わっているのは元力士やその子弟、近親者など相撲に精通してる人が多いとのことでササービスが細やかなのも納得です。大相撲ファンなら、一度はお茶屋さんでチケットを頼んで飲み食いしながら相撲を観戦してみたいですよね。

現在、相撲案内所は「国技館サービス株式会社」という組織が運営していますが、起源は江戸時代の相撲小屋見物の「桟敷方(さじきかた)」という相撲見物人の世話をする職業です。4人の集団から始まったサービスは時代と共に「相撲茶屋」から「相撲案内所」へと名を変えて今に至ります。だから今も「お茶屋」と呼ばれてるんですね。 国技館の相撲案内所には一番から二十番までの屋号(いわゆる店舗)があります。地方場所にもそれぞれ数軒の相撲案内所がありますが、九州場所にはなく、代わりに「大相撲売店」というのがあります。

出方(でかた)

相撲案内所入り口から入ってチケットに書いてある屋号のお茶屋で受付をすると、たっつけ袴姿の出方が案内をしてくれます。
常連さんなどは感謝のしるしとして「心づけ」と呼ばれるチップを渡すそうですよ。
席に案内してくれた後、出方は予め注文したお弁当や飲み物、お土産を運んだり、追加の注文も受けてくれます。出方さん達は開場前には座布団や飲食物の用意もしています。

お茶屋の楽しみ

接待などで利用されるほどお茶屋さんのサービスは細やかで、オプションでお弁当の他にもお土産が注文できます。
国技館で人気の焼き鳥セットやお酒、お菓子の他に、オリジナルの湯飲みや皿などのグッズも入っていてお得感あります(実際は相撲茶屋のチケットは通常より高いことはお忘れなく)。

 

国技館の相撲案内所一覧(2020年現在)

1番「高砂屋(たかさごや)」 2番「紀乃國家(きのくにや)」 3番「大和家(やまとや)」 4番「吉可和(よしかわ)」 5番「みの久(みのひさ)」 6番「中橋家(なかばしや)」 7番「和歌島(わかしま)」 8番「上州家(じょうしゅうや)」 9番「西川家(にしかわや)」 10番「三河屋(みかわや)」 11番「上庄(じょうしょう)」 12番「四ッ万(よつまん)」 13番「武蔵屋(むさしや)」 14番「白豊(しらとよ)」15番「長谷川家(はせがわや)」 16番「河平(かわへい)」 17番「藤しま家(ふじしまや)」 18番「伊勢福(いせふく)」 19番「堅川(たてかわ)」 20番「林家(はやしや)」

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