相撲観戦に行こう
相撲の世界は、わかるようでわからない、知っているけど普通とは使い方が違う用語がたくさんあります。NHKの大相撲中継は実況のアナウンサーでさえも大相撲大好きなベテランさんばかりなので、飛び交う相撲用語に混乱する大相撲初心者ファンも多いことでしょう。ここでは相撲用語をわかりやすく訳して解説したいと思います。相撲用語がわかればテレビでの解説などもより一層面白くなりますよ。
相手の上半身に頭をつけること。相手の上体を起こしたいときに有効です。
相手の攻撃をよけること。
相手の腕の上から廻しを掴んでいる状態。
差して廻しを取らず肘を上に突き出すこと。腕を返すと相手の腕が上がって廻しを取りにくくなります。
土俵際に追い詰められてから相手を投げて逆転すること。
「上手」の反対で、差して廻しを掴んでいる状態。
四つに組んだ状態で両足を同時に踏み込み、相手の体を上下に揺さぶりながら前に出て相手の上体を起こすこと。相手の重心は上がる反面自分の重心は低くなるので普通に寄るよりも強力です。
腕を掴んで引き寄せること。
相手のひじ関節を挟んで伸ばすこと。相手は腕が動かせなくなります。両腕を極めた時は特に「門に極める」という表現をします。
腕を返して相手の腕を上げること。このまま投げを打てば「掬い投げ」です。
四つの体勢で、自分の腕を相手の脇の下に入れる 相手の廻しを取っても取らなくても、自分の腕が下手になっていれば「差す」といいます。
足を開いて向かってくる相手を土俵に払うこと。
相手の両廻しを取るか、片方の 廻しを取って自分の方へ相手 の体を強く引き寄せることを 「引きつける」といいます。相手 は重心が浮き、動きを封じられます。
自分の廻しから相手の手を振りほどくこと。
差したときに肘を曲げて相手の腕を押すこと。上手が切れたり、相手の手が廻しに届きにくくなったりします。
「割る」の反対で、土俵にとどまること。
前を向いたままどちらかの足を後ろに下げた体勢。
土俵から体の一部が出ること。
簡単に差されてしまうこと。
上手になっている腕を差して下手に替えること。
自分の得意な形になること。四つ相撲でよく使われます。
負けること。
廻しまでの距離が遠く届きにくいこと。身長が高く手足が長い力士に使われます。
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