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その他の情報
熊本県熊本市(現・熊本市東区)出身で境川部屋所属の現役大相撲力士。本名は松村 要(まつむら かなめ)。身長183cm、体重140kg、血液型O型。得意手は右四つ・寄り・上手投げ。最高位は西前頭筆頭(2015年7月場所)。
1980年代に速攻相撲で活躍した出羽海部屋所属の元小結・佐田の海の長男として生まれる。幼稚園の頃からすでに力士を志していたようであり、授業で「お相撲さんになる」と将来の夢を書いたこともある。父が協会を退職したことをきっかけに小学校6年の1999年12月から中学校2年の2002年1月まで愛知県の犬山市で育ち、犬山市立城東中学校に通った。父からは「勉強はしなくていいから、何でも好きなことをやれ」と言われ、松村は野球に打ち込んでいたが、その代わり父は経験のない状態で大相撲に進んでもらうためにあえて相撲のアマチュア経験は積ませなかった。「勉強はしなくてもいい」と言われたのにもかかわらず、小学3年生か4年生の時にオール5の通知表をもらったことがある。
父の現役時代に憧れて、中学卒業と同時に、父の弟弟子である13代境川(元小結・両国)が師匠を務める境川部屋に入門し、2003年3月場所で初土俵を踏んだ。境川部屋を選んだ理由は、父から「男を磨くならこの部屋だ」と勧められたことであり、本人はてっきり父の所属していた部屋である出羽海部屋に入門するのだと思い込んでいたという。2004年1月場所から父親の現役時代と同じ「佐田の海」の四股名を名乗る。本人はこの四股名を襲名したことについて「入門してみて『佐田の海』を名乗るのは恐れ多いと思いましたが、1年目の九州場所の時に境川から『今場所は勝ち越しても負け越しても来場所から佐田の海で行くぞ、親父さんには俺から言っておくから』と言われ、最初は『顔じゃない』と遠慮したんですが、この世界は師匠の言うことは絶対なんで」と話している。
軽量のため苦労したが、2007年11月場所で三段目優勝を果たして頭角を現すと、翌2008年1月場所に幕下に昇進。その後は幕下中位に定着し、2010年1月場所において幕下優勝を飾った。翌3月場所は自己最高位となる西幕下2枚目の地位で3勝4敗と負け越したものの、十両の土俵に上がり同郷の白乃波から勝利を挙げた。続く5月場所では東幕下5枚目の地位で5勝2敗と勝ち越し、場所後の番付編成会議にて同年7月場所における新十両昇進が決定、栃東知頼とその次男で1996年5月場所で新十両へ昇進した栃東大裕の例以来14年ぶりとなる史上9組目の親子関取となった。
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