相撲観戦に行こう
「日本相撲協会寄附行為施行細則附属規定」の審判規則の中には、8つの「禁手反則」が書かれていて、これをしてしまうと反則負けです。巡業などでの初切(しょっきり)でも面白おかしく紹介していたりしますよね。神事である相撲道に反するNGな危険行為や品位を損なう行為は次の通り。
総合格闘技ではありませんから、ボクシングのように握り拳で殴る行為は禁止。
首を絞める行為のことです。首元を突っ張る「のど輪」という技はこれには当たらないのでセーフです。
髷を掴んだり、髪を引っ張ったりするのはルール違反です。特に2000年代に髷を掴む反則が激増したので2014年から規則が改訂され、わざとでなくても髷を掴んだら失格というルールに代わりました。同様に頭を掴むのも禁止です。
自分でやってみるとわかりますが、これで突っ張るとグーよりも相手に危害を加える可能性大な危険な行為です。
人体に危害を加えて勝つのは相撲道に反するどころか、もはやスポーツでもありません。
鼓膜が破れる危険行為なので禁止されています。
前立褌(まえたてみつ)を掴んだり横から指を入れて引いたりする攻撃、要は股間への攻撃は当然反則です。
キックは禁止。ただし、「蹴手操り(けたぐり)」などの柔道的な足技はOKです。
以上8つは即反則負けですが、他にも「後立褌(廻しのお尻部分)・サポーター・包帯を掴んでいる」「廻しがあまりに緩んでほどけそう」などの時は取組を中断して行司や審判委員が注意・改善することも。
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