住所
日本、埼玉県草加市瀬崎5−32−22
その他の情報
1937年(昭和12年)5月場所に現役を引退して、以降は二十山部屋の部屋付き親方となっていた年寄・8代追手風(元大関・清水川)が、1938年1月に3人の内弟子を連れて二十山部屋から分家独立して追手風部屋を創設した。
以降、小結・清水川や幕内・起雲山、追手山などの関取を輩出したが、1965年(昭和40年)1月に8代が定年退職を迎えたために部屋は閉鎖された。当時関取だった追風山(追手山改め)を始めとする所属力士は立浪部屋へ移籍した。
立浪部屋へ移籍した追風山は、1969年5月に現役を引退して年寄・7代大鳴戸を襲名して立浪部屋の部屋付き親方となった後、同年11月に年寄名跡・追手風を正式に取得して10代追手風を襲名した。1997年(平成9年)8月に10代とその娘婿で同じく立浪部屋の部屋付き親方である12代中川(元幕内・大翔山)は友綱部屋へ移籍し、1998年2月に互いの年寄名跡を交換する形で12代中川が11代追手風を襲名し、同年10月1日付で2人の内弟子を連れて友綱部屋から分家独立する形で追手風部屋を33年ぶりに再興した。
学生相撲出身者や東欧出身者をスカウトし、現在までに関脇・追風海や小結・黒海など12人の関取を輩出している。師匠の現役時の四股名から取った「大翔」「翔」という字が四股名に付いた力士が多い。2005年7月場所以降は所属関取が黒海のみという状況が続いていたものの、2008年11月場所で大翔湖が2003年5月場所における黒海以来5年半ぶりとなる新十両昇進を果たした。2012年9月場所中に唯一の関取であった黒海が引退してからは関取経験者が不在となっていたが、2013年7月場所において遠藤が新十両へ昇進している。
2016年10月19日に理事会において師匠辞任勧告を受けて一時閉鎖となった春日山部屋から21代春日山(元幕内・濵錦)をはじめ所属力士ら全員を受け入れた。
2016年12月22日、それまで所属していた伊勢ヶ濱一門から時津風一門へ移籍。ただし、親方の一門移籍は追手風と部屋付きの15代中川(元幕内・旭里)だけにとどまり、春日山は伊勢ヶ濱一門に残った。またこれ以前の12月13日に春日山部屋から受け入れた部屋付き親方の13代高島(元関脇・高望山)が伊勢ヶ濱一門の宮城野部屋へ移籍している。
2017年1月26日、15代中川が春日山部屋の再興という形で独立し中川部屋を創設した。
なお、追手風部屋からは間垣部屋(旧・間垣部屋)が分家独立したものの、同部屋は1975年に閉鎖された。追手風部屋における関取以外の出身者としては、プロレスラーのミスター林や上田馬之助がいる。
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