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相撲茶屋 寺尾

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角界きってのイケメン力士だった(今もカッコいいですが)元関脇寺尾(現錣山親方)の名を冠するお店

ちゃんこ寺尾に潜入して参りました!相撲ファンにおなじみの井筒三兄弟のご長兄、福薗氏(元:鶴嶺山)が開いたお店です。(ちなみに元関脇寺尾は三男にあたります)

店内は明るくて清潔感があるテーブル席と座敷。この日は相撲が開催されていなかったので、すんなりと入店できましたが、両国で相撲が開催されている月などはお店が「パンパンやで!」なので事前に予約してから行くことがマストですね。

今回はテーブル席と座敷のどちらでもOKですとの事だったので、座敷をチョイスしました。

 

 

広めの座敷に座布団の締縄柄と軍配の箸置きがいい感じですね!!

メニューにはちゃんこ鍋の味に「しょうゆ」「みそ」「しお」「カレー」「ポン酢(水炊き)」の5種類がある事を確認しました。そして、各一人前2,500円です(2人前から注文)。コースは、井筒コース(5,500円)、寺尾コース(4,500円)などがあります。ちゃんこ鍋、コース以外に、一品料理のお品書きもありました。

周りの席のちゃんこを見るとどれも美味そうで、どの味のするか迷い過ぎて奥歯がガタガタしてきたので、これはちゃんこの原点というべきソップ炊きの良さが際立つ塩味にしようという決断をし、あとは量の問題だけに。3名だから、3人前かな?。。いや、〆の雑炊などを考慮すると。。。などと悩みが付きません。

結局は様子見で2人前にすることにして、ビールのお供に野菜スティックと手羽先唐揚げを追加で注文しました。

 

 

ちゃんこ屋さんの定番メニューとして地味にこの野菜スティック(特に力士味噌)が大抵ある事に気づいたのですが、この「力士味噌」って何なんなんだ!?

お店ごとに若干違いもありますが、何処も共通点として、にんにくと挽肉が効いた悪魔的に美味いヤツなのですが、少し気になったので調べてみると、昔から角界で食べられている、いわゆるおかず系味噌なんだとか。にんにく、鶏ひき肉、出汁、みりんなどを材料に味噌で練り上げて作るそうで、ごはんのおかずであり、ちゃんこ鍋の素になり、調味料やディップソースにもなる万能調味料で各相撲部屋ではほぼ毎日、何らかのかたちでこの力士味噌を口にしているらしいです。

3分クッキングでも取り上げられているほどのメジャーな調味料だったとは。。。ご自宅などで作ってみたいという方は以下の3分クッキングレシピをご参照下さい。

3分クッキング・小林まさみ先生の力士みそ

 

 

ビールとおつまみで舌鼓していると、同僚が元関脇寺尾関の化粧まわしを発見!その化粧まわしは他の力士のものに比べると、シンプルで洗練されたデザインであり、豪華ながらもどこか上品な印象を受けました。また、その向かい側の天井には「錣山」の文字が描かれた奴さんの形をした凧の様なもが飾られており、同僚のスー女は大興奮しておりました。

こういったディスプレイも元力士が関係するちゃんこ屋(飲食店)での楽しみの一つです。大相撲に馴染みがない方でも化粧まわしの大きさなどからそのスケールの大きさが推し量れると思いますよ!

 

 

そうこうしていると、やって参りましたメインのちゃんこが到着!!
毎回思うのですが、ちゃんこ屋さんのちゃんこの一人前って力士基準なんじゃないか?と疑うレベルの量ですw(これで2人前ですよ)
さて、お味はというとやさしい塩味でうまみたっぷりの間違いないヤツでした。胃腸に染み渡る飽きのこないシンプルな味付けなのですが、テーブルにあるざく切り柚子胡椒を加えることにより、満腹中枢が壊れ無限に食べられそうな気がします。

この時点で既に皆お腹いっぱいだったので、今回は〆にまでたどり着けませんでしたが、このスープにうどんや雑炊が合わないはずがありません。是非お試し頂きたいです。ちゃんこ寺尾さんでのちゃんこは基本的にセルフスタイルなので、鍋奉行がグループに一人いると良いでしょう!

どの料理も美味しくて、安定感がある素敵なお店でしたので、〆のリベンジにまた行こうと思います!

コロナ渦も落ち着いて、賑わいが戻りつつある日本ですが、力士パワーの源であるちゃんこでこの冬をホッコリ乗り越えたいものです。

 

相撲茶屋 寺尾 店舗情報

住所:〒130-0026 東京都 墨田区両国2-16-5あづまビル1F
TEL:03-5600-1466
アクセス:JR両国駅西口より徒歩2分。国技館通りを京葉道路に向かって、交差点の手前右側
営業時間:ランチ 11:30~13:30  ディナー 17:00~22:00
定休日:月曜日 1月、5月、9月場所中は無休・12月中も無休

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