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割烹 吉葉 両国

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相撲部屋を改装した割烹料理屋さんです。
元相撲部屋という事で店内には「稽古土俵」「鉄砲柱」も当時のまま残っており、地方巡業や花相撲でおなじみの相撲甚句や津軽三味線なども楽しめるという事を聞きつけ、興奮して居ても立っても居られなくなり、潜入(ただの食事)して参りました!

店内入口の様子

お店の外観から既に格式の高さに圧倒されましたが、店内もこれまた豪華です。

お店のルーツは1983年(昭和58年)に第43代横綱 吉葉山の名前を譲り受け、旧宮城野部屋の当時の原型をそのまま残し割烹吉葉を開業されたんだとか。
宮城野部屋といえば横綱 白鵬関、人気爆発中の炎鵬関などが所属する名門中の名門ですよね。んー歴史を感じます。お店の方に席まで案内される途中、広い店内を見渡して見ると、ドーーン!あった!ありました「土俵」!!

 

ど平日、お世辞にも良いとは言えない両国駅から徒歩10分程かかる立地、そして両国で大相撲が開催されていないにも関わらずこの大賑わい。座敷までお客さんがビッシリです。凄い、凄いぜ!割烹吉葉!土俵間近で食事ができるなんて他では中々体験できませんので、相撲ファンならずとも楽しめますね。とりあえず案内されている最中なので着席しました。

 

箸置やコースターまでシッカリ演出されているではありませんか!!しかもコースターは厚手のエンボス加工(どうでもいい)いやーこりまくってます。妥協が一切ありませんね!そして、店内入って右側には大きな水槽があり、新鮮な魚達が力強く泳いでいらっしゃいました。これは食事も期待できそう。しかしその前に、鉄砲柱を探さなくては。どこだ?どこだ?

 

おや!?座席正面すぐ近くにあるじゃないですか!灯台下暗しとはこの事ですね(笑)他の柱とお店の雰囲気とが完全に同化して気づきませんでした。個人的にはもっとぶっとい柱を想像していましたが、よく見ると柱の傷・へこみ、手のあとから当時の激しい稽古を伺い知ることができますよ。

ところで、せっかく元相撲部屋のお店に来たので、名物のちゃんこ鍋をレポートしなくてはいけませんね(使命感)

 

ジャーーン!! (こちらすっかり煮込まった状態での写真で恐縮です)
めかじきのつみれ・海老・帆立をはじめ豊富な魚介類、豚肉・鶏肉・野菜など17種類の具をバランス良く盛り込んだちゃんこ鍋です。海の幸・山の幸をダブルで堪能できるお鍋はとても贅沢ですよね!スープも醤油・塩・味噌の3種類から選択できます。ちなみに今回我々が注文したのは「あっさり醤油仕立て」のスープです。お味はあっさりと言うか、しっかり目の味付けで、魚介と鶏ガラの旨味が口と鼻を突き抜けます。とてもお上品なお味で特にスープの染み込んだ鮭が美味い!鮭がこんなにお鍋に合うとは思いもしませんでした。そしてこのお鍋と良く合うお酒は白ワインです。騙されたと思って是非一緒に味わって見て下さい。吸飲力がブーストすること間違い無しです!

 

そうこうしているうちにお待ちかねの「相撲甚句」が始まりました。
拍子木(ひょうしぎ)がカンカン!と鳴り響き、ユーモア交えたMCで始まります。アカペラで民謡ぽい感じの歌声と共に「は〜ドスコイ、ドスコイ」と合いの手が入るのが印象的です。文章ではその雰囲気が伝わりにくいかと思いますので、公式の動画をご覧下さい。

 


大相撲の伝統と日本の文化を存分に堪能でき、心身ともにほっこりとした時間を過ごせました。酔いが回って上機嫌でお土産の手拭い2種類とも購入してお店を後にしました。楽しかったー 相撲甚句の他にも津軽三味線、吉葉寄席、グランドピアノ生演奏などもあるそうなので、次回はそれらの開催日にまた行ってみたいと思います!

 

割烹吉葉 店舗情報

住所 :〒130-0015 東京都墨田区横網2-14-5
TEL:03-3623-4480
アクセス JR両国駅・西口より徒歩10分 都営大江戸線両国駅・A1出口より徒歩6分
営業時間 ご昼食 11:30~14:00(L.O.13:30)
ご夕食 17:00~22:00(L.O.21:10)
休日 日曜・祝日、ゴールデンウィーク、盆休み、年末年始
※大相撲東京場所開催中の日曜・祝日は夜のみ営業
電話受付時間 当店営業日の10:00~21:00

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